SENDA HANA

偶然起こる出来事の流れの中でも、
ゆるくマイペースに、
楽しいと感じることをやり貫く。

そんな私らしい生き方、
イラストレーターSENDA HANA。

 

 

時の流れの中で、いつの間にか二の次になってしまっている「楽しい」という感覚。

僕らがかっこいいと思う同世代のアーティストたちは何よりも自分の「楽しい」という感覚に対して素直な人達なのかも。

周りの目線や常識なんかよりも、まずは自分の内なる声に耳をかたむけてみる。

そこから人生に影響を与えるような出会いや、本当の好きな生き方を見つけるためのヒントが見つかるのかも。

同世代や少し先を生きるアーティストの生き方や価値観の中から好きを見つけるヒントを探す、The Youth Store Interview。

 

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【Profile】

SENDA HANA 

静岡県浜松市出身。東京都在住。
日本大学芸術学部デザイン学科卒。
主に日常に潜むかわいいおじさんを描いている。
最近ではBEAMSとコラボしたり、食品のパッケージデザインなどをしたりと多方面で活躍中。

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ー現在の活動について教えてください。

ちょうど今年の2月末に会社をやめて3月に独立してフリーランスでイラストレーターをやっています。

 

 

ーイラストレーターとしてのお仕事はいつ頃からされていたんですか。

高校3年生の終わり頃からInstagramを初めてそこから発信するようになったんです。その頃はただ好きでイラストを描いては発信をしていました。そのあと大学4年生くらいから少しずつお仕事をもらえるようになって、そこからですね。

 

 

 

ーデザイン学科って面白そうなイメージなのですが、

高校生の時に親の転勤で東京に来たんですけど、受験するってなった頃の私の東京に対するイメージがキャピキャピしたルーズソックスのギャルがいるイメージで。普通科の高校に行ってみたら、そういう子しかいなくてやばいって感じてしまって(笑)。

だから自分の好きなことに特化した場所に行った方が、同じような価値観を持った人と出会えるだろうなと思ってデザイン学科を選びました。

 

 

ーそこでは互いの価値観を認め合える出会いがあったのでしょうか。

そうですね。アニオタかギャルの本当に極端なクラスでした。私はクラスでは比較的中立的な立場にいて両方のグループと満遍なく付き合っていたんですけど、新しい人種との出逢い、それぞれ異なる価値観の人たちがいる環境は色々と面白かったです。

 

 

ーすごく面白そうです。次に絵との出会いについて教えてください。

色々と親に習い事をさせてもらったんですけど唯一、絵画教室だけは自分から習わせてくださいって小学校の時に親に言って始めた感じだったので、多分それくらいの頃から絵は好きだったのかもしれないですね。

それこそ両親が美術館とかによく連れて行ってくれていたので、そういうところに興味を持っていたのかもしれません。小さい頃はつまらなくて苦手でしたけど(笑)。

 

 

ーどういう時に作品につながるようなインスピレーションを受けますか。

暇ができるとよく散歩をするんです。知らない街を行くのが好きで地図とか見ないで歩いて、今ってコーヒー屋さんが異常なくらいあるのでふらっと入って休憩して、またお散歩してみたいな。そうですね、人間観察が好きなんです。例えばおじさんってこういう動きをすんだとか(笑)。サスペンダーしてんのにベルトしてるんだとか(笑)。

そういう人間を観察するのは楽しいですね。あと映画とかを流し見したりすることはありますね。その辺りからインスピレーションを受けることが多いです。

 

 

ー確かにポップな可愛いおじさんの作品が多いですよね。

大学時代くらいから「おじさん可愛い」って思うようになって、そこからですかね。ロン毛のヒゲのおじいさんって可愛いなあって。

最近はおばさんにも少しだけ興味を持ち始めてもいるんですけど、基本おじさんをメインに描いてます。

 

 

ーコーヒー屋さんとコラボしたイベントや作品も多いように感じました。

もともとカフェでバイトをしていたんです。そこ繋がりでTHE LOCAL coffee stand(以下THE LOCAL)のオーナーさんと仲良くなって、展示会をさせてもらってからちょいちょいお仕事をもらって。THE LOCALは全国的にみんなが知ってるコーヒー屋さんらしいので、それで色々なコーヒー屋さんに認知してもらってって感じですかね。THE LOCALがなかったら今の私はいないかもしれないです。

 

 

 

ーちなみにオススメのお散歩スポットはありますか。

お散歩だと浅草とか蔵前とか、その辺をぷらぷらしてます。特に浅草はイラストの参考になるようなおじさんはもちろん、外国の方もいるし、コーヒー屋さんも多いしやばいですね(笑)。

 

 

ーありがとうございます。次にアーティストとして表現したいことについて教えてください。

うーん、、なるほど。
ただやりたいからやっているだけ、みたいな感じですかね。これを表現したいとかは特にないっす。

今は絵を描くことが一番楽しいから絵を描いている感じですね。とりあえず、1年はイラストだけでやってみようって決めてやってます。

 

 

ー絵を描くことの面白さはどんなところでしょうか。

私は画家じゃないので作品をキャンバスに描くことはなくて、それこそTシャツのデザインとかモノになるデザインの依頼が多いので、自分の絵が形になった時はそれは嬉しいですね。たまにそれを街中で着ている人がいるともう、、「ハグしていいですか!?」って心のなかでおもってます。

 

 

 

ー以前働かれていた会社との出会いはどのようなものだったのでしょうか。

実は就活は一切していなくて、前の会社に入ったのも本当にたまたまで(笑)。

そこの社長さんが私の絵をどこかで観てくれていたらしく、Facebookで知らないおじさんから急に「近々個展とかないの?」って連絡がきて(笑)。
たまたま卒業制作展があってそれにその前の会社の社長さんが来てくれて、その時にした

社長:「卒業してなにするの?」
HANA:「いや、もうプー太郎ですかね(笑)」
社長:「じゃあうちくる?」
HANA:「じゃあ行くっす!」

こんな会話から結局2年くらい働きました。会社に一回入った方が今後フリーランスでやっていく上で必要なことの勉強になるかなと思ったんですけど、2年やってもうフリーで行けるなと思ったのでフリーになりました(笑)。

 

 

ーそうだったんですね。就職活動はもともとしないつもりだったのでしょうか。

実は、、大学4年で留年するまでは普通にグラフィックデザイナーになって広告代理店に行けたらいいなと思ってずっと勉強していたんです。
ただその後、留年することになった時に「ラッキー!この一年自由にできるんだし、好きなことだけやろう」と思ったし、そもそも根本的にグラフィックの方に向いてないかもなって思っていて。
ちょっとイラストに力を入れてSNSも頑張ったら、そこそこ反応がきたので「あ、これ行けっかも」って。それで就活しなくてもいいから、とりあえずやりたいことやってみようという感じでスーツを着ることはありませんでした。

 

 

ーフリーで活動することに踏み込む恐さはなかったのでしょうか。

恐さはもちろんありました。まだフリーになって半年くらいなんですけど、決まっていたイベントも3つくらいなくなって、展示も2つくらいなくなってしまって。お仕事も結構コロナの影響でなくなっていて、やめるタイミング間違えたわ(笑)と思ったんですけど、なんとかなるんですよね。
常になんとかなると思って生きてるかもしれないですね。

 

 

ー活動の原動力はなんですか?

今お仕事をくれている方ってこれまでの人生でちょっと関わってきた人達が、独立したからということでお仕事をくださるんですよね。

応援してくれている人が結構いてくださるし、私の絵を見るとなんか元気になる人もいるみたいで、そういう人の応援に応えたいというのが原動力かもしれないですね。

 

 

ー今後の目標を教えてください。

最終目標はずっと「POPYEY」なんですよ。「POPYEY」に載ることそれが叶ったら、もしかすると絵はやめるかもしれないです。

高校からずっと見てるんですけど固すぎないPOPYEYの雰囲気が好きで。特に「東京特集」が好きで気になる号しか買わないんですけど、特集を見てひたすらグーグルマップにピンを立ててます(笑)

ただ、ずっと東京にはいたくなくて。そのうち新しいやりたいことが見つかるかなと思ったり、日本一周してみたいなとか思ったり。

あとは47都道府県全てで個展をしてみたくて、自分で車で運んで滞在して、運んで滞在してみたいな。コーヒー屋さん繋がりでできたりしないかなって思ったりします(笑)。

 

 

ー今回The Youthとコラボして下さったTシャツのデザインに込めた思いを教えてください。

「子供心を忘れない」がテーマなんですけど、仕事で関わっている人が30代中盤から後半のちょっとかっこいい感じのおじさんが多くて、そういう大人を見ていると子供心を忘れていないからこんなに楽しそうなんだなと思うことが結構あって、私も26歳でもう子供ではないと思うんですけど、どんな大人になりたいかなと思った時に「お花綺麗だな」とか、いつでも何にでも楽しめる。

そんな子供心を持っていたいなと思ってこのデザインのおじさん3人で表現しました。組体操せぇ!みたいな(笑)。受け取って下さった方にもそのメッセージが届くと嬉しいです。

 

 

ーありがとうございました。

 

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どんな時でも自分のペースを大切に、好きなことに挑み続けるSENDA HANA。

たくさんの出会いや大学4年生での出来事。
どんな時でも、「楽しい」と感じる自分の感覚を信じて進んできた彼女の姿勢から
好きを見つけるためのヒントを見つけた方もいらっしゃったのではないでしょうか。

「常になんとかなる」という想いで、何よりも自分の「楽しい」と感じる方へと一歩を踏み出してみる。
そしてそのために自分の内なる声に耳をかたむけてみる。

時の流れの中でつい忘れがちになってしまう、そんな意外と当たり前のことこそ自分らしさを見つける近道の一つなのかもしれません。

 

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